音楽

2008年6月17日 (火)

テクニック

テクニックは、一体いつまでどれくらい磨けばいいのだろう?

そんなことを考えていたときがありました。
今、思い出せば笑ってしまうんですが、ドラムを始めた当初はそれがかなり切実な疑問でした。

というのも自分はドラム教室へ通っていたんですが
パラディドルや二泊三連や三泊四連や手足のコンビネーションやジャズドラムや譜面やなんやかんや、山のように勉強することがあるんですよね。
自分がやりたいロックミュージックと直接関係のないテクニックがたくさんあったんです。
それを学ぶことがどういうことかが、イマイチよくわかっていなかったんですよね。

基礎の大切さ、一つの音を出すときのその奥深さ、広がり
そういうことにつながってくるんでしょうけれど
それは30年やってきてつくづく思い知らされることですが
小学校、中学校、高校、大学と科学の知識を詰め込まれてきた思考回路だと
出てくるべき「正解」が必要なんですよ。

”二泊三連は何々のときに使う技術です”って具合にね。
でも、どこで二泊三連を使うかなんて曲の流れで自然に「出て来てしまった」り
そこで入れたらカッコイイから使うとか、そういうもんでしょ。
だから音楽に「答え」はないんですが、
それがピンと来ない。

学校で習ってきた学問って
答えがあるから問いがあるって教えられ方なんですよね。
でも音楽って逆ですよね。
問い(直観、好き嫌い、衝動、情熱、、、)があるから、そこから
答え(オリジナル曲、歌、詩、演奏、、、)を導き出す。

例えばパラディドルにしたって

どうしたらマーチングで行進しながらうまくスムーズに叩けるかって
問いがあって、その試行錯誤から出てきた答え(テクニック)なんですよね。
だから、そこを知らずにドラム教室で
「これがパラディドルです」って最初にその答え(テクニック)を教えられても
それを覚える以外にどうしたらいいかわからない。

だから音楽学校に通っている諸君!
カリキュラムの全部をちゃんとやる必要なんかないんです。
教えてもらう中から、面白い、感じる、とおもったものが「問い」なんですよ。
だから、それをトコトン一生懸命掘り下げていったら
自分にとっての最適な答えがでてくるんですよ。
それがオリジナリティ、個性ってやつですよ。

要するにあなたが教えられたテクニックは結果であって
どんな問いからその答え(結果)がでてきたのかを想像することが
創造につながるってことだと思います。

なので、自分の経験からテクニックについて
はっきりと一つの定義づけをしてみたいと思います。

”テクニックは何のためにあるのか”
「それは自分が表現したい音楽を演奏、歌う為の道具」

”テクニックを磨くには”
「自分のやりたい音楽に必要なテクニックから覚えていき、そこから発展させる」

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